※ASBの電子ブックについて
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電子ブック内容
あの興奮、名勝負がよみがえる、好評マシンストーリー第2弾!
日本GP鈴鹿を熱狂させたマシン、ビルヌーブの愛車など
厳選した26台のF1マシンを様々なエピソードを交えて解説
「週刊オートスポーツ/F1速報編集部監修」
名車ばかりではありませんが……
本書が刊行される2010年10月には、日本が世界に誇る偉大なグランプリコース、鈴鹿サーキットでのF1日本グランプリが開催されます。鈴鹿でのF1 開催は、1987年から数えること24年。富士開催の2年間(2007〜2008年)を除くと実に22回もグランプリをホストしてきたことになります。
多くの読者の皆さんも、一度ならず鈴鹿でF1を観戦された経験をお持ちでしょう。そして、皆さんそれぞれの心象風景にも、数々の名勝負や、楽しかった(時には辛かった?)旅の思い出があることと思います。
今回、「グランプリカー名車列伝Vol.2」で最初に特集するのは、鈴鹿サーキットで行われたF1日本グランプリの歴史に、様々な形で印象深い戦いの記録を残した名車たちです。編集部が厳選した10台の中に、皆さんと思い出を共有できる名車は、果たして何台重なるでしょうか。ちなみに、名車列伝 Vol.1で特集した「アイルトン・セナの愛車たち」など、既出の名車についてはノミネートから外してありますので、あしからずご了承ください。
鈴鹿での初開催となった1987年、威信をかけて地元開催グランプリに臨んだホンダ勢の夢を打ち砕いたゲルハルト・ベルガー駆るフェラーリF187。 1988年当時、人気絶大の日本人チャレンジャー中嶋悟が走らせたロータス100T。自然吸気(NA)元年の1989年に、セナvsプロストの確執と激突のおかげ(?)もあって鈴鹿での劇的勝利をつかんだアレッサンドロ・ナニーニのベネトンB189……などなど、鈴鹿の歴史舞台では数々の名車が様々な形でスポットライトを浴びてきました。この第1章では、鈴鹿初開催から初期の10年間の名車を取り上げています。
第2章のテーマは、ジル&ジャックのビルヌーブ親子としました。今年2010年は、ジル・ビルヌーブの生誕60年という節目です。1950年生まれのジルは、F1世界選手権がスタートしたのと同じ年に生まれ、1982年に32歳で故人となるまで、世界中のファンを魅了し続けました。ジルの愛機の中には、決して名車と言えないようなフェラーリのじゃじゃ馬も含まれています。しかし、それを手なずけ、あるいはねじ伏せて走るジルの姿が、エンツォ・フェラーリをはじめとする多くの人々を感動させたのでしょう。
ジルが事故で急逝した時、まだ幼かった息子ジャックは、父の死から15年後の1997年にF1世界選手権のタイトルを獲得します。ジャックもF1参戦初期の輝き以降は低迷が続きましたが、本章ではその親子2代の名車(とは言えないものも含まれていますが)を特集しました。
そして、Vol.1でも特集した「著名デザイナーたちの佳作」の続編を第3章でお届けしています。ここに並ぶグランプリカーたちは、必ずしも優勝マシンやチャンピオンカーではありません。F1グランプリカーの著名な設計者たちが手掛け、語るべきエピソードを持つ名車というくくりです。なかには、鈴木亜久里がデビュー年に全戦予備予選落ちしたザクスピードZK891(グスタフ・ブルナー作)など、我々日本人に馴染み深い珍車も含まれています。
本書は、F1速報携帯サイトの連載「名車列伝」を大幅に加筆修正し、新たな書き下ろしや未公開写真を加えたものです。2010年5月刊行のVol.1共々、お楽しみください。
CHAPTER 1 : 鈴鹿燃ゆ!(1987?1996)
1987 フェラーリF187
1988 ロータス100T・ホンダ
1989 ベネトンB189・フォード
1990 フェラーリ641、641/2
1991 ティレル020・ホンダ
1992 ウイリアムズFW14B・ルノー
1993 ジョーダン193・ハート
1994 フェラーリ412T1、412T1B
1995 ベネトンB195・ルノー
1996 ウイリアムズFW18・ルノー
CHAPTER 2 : ビルヌーブの愛車たち
1978 フェラーリ312T3
1979 フェラーリ312T4
1982 フェラーリ126C2
1997 ウイリアムズFW19・ルノー
1999 BAR01・スーパーテック
2003 BARホンダ005
CHAPTER 3 : 著名デザイナーの佳作
1981 マクラーレンMP4・フォード
1983 ブラバムBT52/52B・BMW
1986 ベネトンB186・BMW
1989 ザクスピードZK891・ヤマハ
1990 ローラLC90・ランボルギーニ
1993 ザウバーC12・イルモア
1994 ティレル022・ヤマハ
1997 アロウズA18・ヤマハ
1999 マクラーレンMP4-14・メルセデス
2000 ウイリアムズFW22・BMW
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奥付