世界中から集った未来のスターたち
──シューマッハー飛躍への第一歩

この年に初開催されたF3カテゴリーの世界一決定戦。大本命は前週のマカオGP、最終ラップで前走者に追突、悔し涙を流したミカ・ハッキネンであった。しかし、このレースの勝利をさらうのはまたしてもあの男、ミハエル・シューマッハーであった。このレースにはエディー・アーヴァイン／アレッサンドロ・ヅァナルディ／ミカ・サロ／オリヴィエ・パニス／マウロ・マルティーニ／リカルド・リデルら、F1をはじめとした世界の各カテゴリーで活躍する外国人ドライバーや、本山哲／服部尚貴／土屋圭市／檜井保孝／横島久／田中実／和田久／西垣内正義／近藤真彦らをはじめ全日本選手権で活躍する日本人ドライバーが多数出場しており、今では考えられない超豪華な顔ぶれであった。
［1990.12.2／富士スピードウェイ］

前書き／目次
龍、登り 門、開く
16年目の真実／浜島裕英
出走全車総覧
富士コース図
レースレポート
リザルト＆詳細データ
サポートイベント
この一戦を読み解くキーポイント
世相1990年
リレー・コラム
関連グッズ紹介
次号予告／奥付
公式プログラム抜粋