SchuマッハGoGoSUGO!
──国内トップフォーミュラを駆け抜けた一陣の風

「日本のトップフォーミュラに外人が急に来ても簡単に上位に争いに絡めない」という定説は今も生きているが、これをあっけなく覆したのが当時22歳の若者ミハエル・シューマッハーだった。レギュラードライバーの離脱に伴う初めてのF3000への出場。そして、初めてのコースでの予選で堂々グリッド2列目を獲得する。そして初めてのF3000決勝では「限界を攻めながら、ミスを犯さぬ安定した走り」を重ね、「70％のドライビング」でトップを維持するロス・チーバーを追った。シューマッハーの後方からは、この年F3000で初優勝を上げ、翌年F1へのステップアップを目指す中谷明彦が迫ってきた……。1週間後のF1ベルギーGPでの衝撃のデビュー直前、ドイツの若き才能は日本で強い光芒を放ちはじめていた。
［1991.7.28／スポーツランド菅生］


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