2012年は、ル・マンにとって記憶と記録に残る年となりました。
史上初めて、ハイブリッドレーシングカーがル・マンで優勝した年として。
また、ル・マン２４時間レースは近年、スプリントレースの様相を呈しています。
予選と同じペースをキープしながら24時間走り続けるために、各チームはどのような技術を盛り込んでいるのでしょうか？
アウディR18 e-tron quattro／R18 ultra、トヨタTS030ハイブリッド、日産デルタウイング、童夢S102.5を例に挙げ、その技術の肝を探ります。
さらには2013年に登場するグリーンGTのH2やマツダのLMP2用ディーゼルエンジンも。
加えて、サルトサーキットガイドも掲載。ドライバー視点から見た13.629kmではトヨタTS030ハイブリッドを駆った中島一貴選手が解説しています。
さらに、グループCで圧倒的な速さを誇った日産でエンジンを設計したエンジニア林義正氏が語る「ル・マン　勝利の設計図」と
日本メーカーで初めてル・マンに優勝したマツダ787Bの開発ストーリーも掲載しています。
2012年に登場したル・マンの技術を振り返り、2014年から大きく変化するレギュレーションまでを網羅したVol.71。
ル・マン初心者から玄人まで発見のある一冊です。

■CONTENTS
MF eye 1 トーヨータイヤからラベリング最上位等級の“NANOENERGY 0”登場
MF eye 2 「 オートサロン」タイで初開催
MF eye 3 ホンダのニューモビリティ、実証実験へ
MFi Technical Report 1 日産セレナのマイクロハイブリッドシステム“S-HYBRID”
MFi Technical Report 2 ヴァレオの駐車支援システム“Patk4U”
MFi Technical Report 3 脱テスラ！ スマートEV向けにパワートレーンを新開発
MFi Technical Report 4 三菱ミラージュの新設計ボディ
デザイン・チュートリアル 後方視界をデザインする
畑村耕一 博士のエンジン手帖 ダイムラー M270　メルセデス・ベンツBクラス
Bird View 自動車鳥瞰図 by 牧野茂雄
図解特集 ル・マン24時間
イントロダクション
2012 Le Mans Race Report 童夢S102.5、かく戦えり
Interview with Dr. Yoshimasa Hayashi ル・マン勝利の設計図「勝つ」ための設計と開発の方程式
マツダ787B ロータリーで勝つために何をしたか
サルトサーキット・ガイド
2012年レギュレーション
最新ル・マンカー徹底分析
LMP1 アウディR18 e-tron quattro／R18 ultra
LMP1 トヨタTS030 Hybrid
LMP1 童夢S102.5
Pit56 日産デルタウイング
Pit56 グリーンGT H2
LMP2 マツダ・ディーゼルエンジン
2014年レギュレーション ワークス車両はハイブリッド義務付け
エピローグ
エンジニアの道具箱 アキュフェーズ　代表取締役社長&CEO 齋藤 重正
ニコラ・マテラッツィの自動車技術史 ガソリンに添加するテトラエチル鉛開発の歴史（後編）
SUPERCAR CHRONICLE　時代を映すスーパーメカの系譜
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次号予告

5 MF eye 1
6 MF eye 2
7 MF eye 3
8 MFi Technical Report 1
10 MFi Technical Report 2
12 MFi Technical Report 3
14 MFi Technical Report 4
16 デザイン・チュートリアル
18 畑村耕一 博士のエンジン手帖
20 Bird View 自動車鳥瞰図
22 ル・マン24時間
88 エンジニアの道具箱
92 ニコラ・マテラッツィの自動車技術史
98 SUPERCAR CHRONICLE
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